はやわかり!3分でわかる歯科医師臨床研修制度

002 歯科医師臨床研修制度ができたワケ

なぜ、歯科医師臨床研修制度ができたのでしょうか?

それは、ズバリ、
「大学の教育の中で十分な臨床研修を
行うことが困難だから」です。

卒業後にも更なる教育の必要性が求められ、
疾患の把握や治療、器具の扱い、
訪問治療や有病者への対応 etc.
現場で経験を積む期間を設けることが
制度化されました。

ちなみに、歯科大学は文部科学省の管轄。
つまり、大学の講義や研修、大学を
卒業するまでは文部科学省の管轄です。

一方、歯科医師国家試験、そして
歯科医師臨床研修制度は厚生労働省の管轄です。

例えば、学んだ大学の附属病院で研修を受けると
「学生→研修医」の流れは連続している
事柄のように見えますが、求められている
成果が異なります。


監督している機関が変わったということを
認識して臨床研修を受けると、視野に
入ってくるものも変わるのではないでしょうか?

さて、厚生労働省は、どんな歯科医師を
求めているのでしょうか?

歯科医師臨床研修制度は、5年に1度見直されます。
直近では、2021年の3月に
新しい制度への手直しが行われます。

現在、研修制度改正に向けてのワーキンググループが
設置され、高齢化が進む日本でどのような歯科医師が
求められるのか、そしてそのニーズに応える歯科医師を
養成するためにどのような研修が必要なのか、
協議が進められています。

来年2020年に研修を行う学生の皆さんには、
現行の研修が行われる最後の年になるので、
制度の見直しについて直接の影響はありませんが、
国が、国民が必要としている歯科医師像を
理解しておくことは皆さんの進路を考え、
歯科医師として生計を立てるうえで、
非常に大切だと思います。

しっかりアンテナを張っておいてくださいね。