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アイディアコンテスト最優秀賞受賞者にインタビュー




4月から6月に開催した歯学部学戦・臨床研修医限定アイディアコンテスト。

「セルフケアが好きになる」「セルフケアを自発的にやりたくなる」「セルフケアが楽しくなる」たくさんのアイディアをご応募いただきましてありがとうございました。


今回は、最優秀賞に輝いた

「歯磨き手帳アプリ」を考案した、東京医科歯科大学6年 松坂裕梨さんにお話を伺いました。



「歯磨き手帳アプリ」は、

  • 歯磨きにかけた時間、回数などを記録し、育成ゲームの要素を取り入れ、歯磨きの記録でキャラクターを育てられる。

  • かかりつけの医院と提携し、口腔内診査の結果がアプリで確認できる。

  • 定期検査の時期をアラートする。

などの機能を持つアプリケーションです。

まずは、受賞の感想をを伺うと、

「選んでくださってありがとうございます。

受賞を知って、とてもうれしく、家族にすぐに伝えました! 

家族もとても喜んでくれました! 」と声を弾ませる松坂さん。

このアプリを考えついたきっかけについては、

「大学病院で患者さんを診るときに『歯磨きはどうやっていますか?』と聞くと、

『毎日きちんとやるの面倒くさい』と言われたり、

『ちゃんとやってますよ~』と漠然とした答えが返ってきたりということがあったんです。

患者さんが歯磨きを積極的にやろうと思えて、

なおかつ歯科医師も患者さんの歯磨き状況が分かり、

活用できるツールがあれば便利だと思い、このアプリを考案しました」と話してくれました。

自身は、「ゲームが続かないタイプ」と松坂さん。

「けれど、友人が毎日ゲームをしているのを見て、

育成ゲームの要素を取り入れれば、

毎日続けられるかな、と考えました」。

育てるキャラクターについては、

例えば女の子だったら、プリンセスを育てたり、着飾らせたり、

男の子だったら、電車が一両ずつ増えていったり、

大人だったら、イケメンや美女を育てたり…。

「育てるキャラクターなどはたくさん用意し、

利用する人が選べると楽しいかな。

自分だったらイケメンを育ててみたいかも (笑)!」と笑います。

お楽しみの側面も備えつつも、

歯科医師との連携が取れる機能のアイディアも満載。

「歯磨きの記録だけではなく、定期検診を促し、

3カ月ごとに検診に行ったら、ポイントが付く、

アイテムが手に入る、などを仕掛けを作りたいですね。

歯磨きの方法のコラムを定期的に配信したり、

何番がむし歯、何番が治療済み、

どんな詰め物が入っているか、などのデータも入れたいです。

意外に、自分の口の中に何が入っているか分かっていない方も多いので。

このアプリを歯医者さんに出す習慣がつくといいな」。

企画書では表しきれなかった構想もしっかりと話してくれました。




企画書の構成もひときわ評価が高かった松坂さん。

「大学の授業でも、プレゼン資料を作って発表する機会は多いですね。

でも、実は資料作りは苦手なので、今回応募するにあたって、

友人に聞いたり、

色々な企業の企画書をまとめたサイトなどを参考にして、

どういう風に表現したらわかりやすいかな、

と自分なりに勉強して作成しました」と振り返ります。

最後に、今後の進路について伺いました。

「臨床に早く出たい出たいですね。

就職して、歯医者さんとして

バリバリやっていきたいです!

家族に体があまり強くない者がいるので、

そういった人の受け皿が必要だと思っています。

寝たきりだったり、歯医者さんに行かれない方を

受け入れられるような歯医者さんになりたいですし、

訪問歯科に興味があります」。

現在は、来年の研修先選びにも奔走中の松坂さん。

希望の進路、素敵な歯科医院との出会いをぜひ掴んでくださいね。

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お話してみて、とてもきちんとした印象の松坂さん。

授業にも、患者さんにも真摯に向き合うからこそ、

こんな素敵なアイディアが出てくるのだな、と思いました。

企画書、私も拝見させていただいたのですが、

とても分かりやすいですね!

プレゼン資料作りは苦手、と言っていたのですが、

積極的に調べ、聞き、情報を収集するなど

苦手を克服するための動きができる人が、

さらに力を付けていくのだな、としみじみ思いました。

私も精進せねば!

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