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臨床研修施設を選んだ理由1位は「経験できる患者数が多い」
最終更新: 2020年12月11日
こんにちは! JDC naviブログ担当のマイ子です。
歯科医医師臨床研修修了者のアンケートが、
厚生労働省のホームページにアップされましたね!
これは、令和元年度に歯科医師臨床研修を修了したすべての歯科医師、
2,126名を対象にしたアンケートで、令和2年3月に行われました。
回答数は1,694名(うち男性943名、女性748名、無回答3名)で、
約8割の人が回答を寄せています。
これには、
どこで研修を受けたのか、
(卒業校? 卒業以外の大学? 診療所?など)、
受けた研修プログラムの種別
(単独型プログラム、単独型プログラム+研修協力施設での研修、
複合型プログラムのどれなのか)
をはじめ、
指導医のどんなところが良かったか、
入院患者に対する研修や全身管理に関する研修や
訪問歯科診療の研修が行われたか、
医師や准看護師、薬剤師、ケアマネージャーほか、
どんな専門職種と連携したのか、
実際、どのようなことを連携したのか
(入院患者への歯科診療、口腔ケアチームに参加、摂食嚥下チームに参加etc.)
さまざまな質問に関する回答が掲載されています。
気になるその後の進路や研修終了後の収入(予定)、
10年後、どのように働いているかの予想なども盛り込まれているので、
先輩たちの軌跡を知りたい方は、ぜひ見てくださいね。
少しだけ、内容をここでご紹介しますね。
先輩たちが臨床研修を受けたその施設を選んだ理由は、何だと思いますか?
卒業大学だから? 立地がいいから?それとも…
答えはというと…、
1位、経験できる患者数が多い
2位、症例内容が幅広い
3位、同期の研修医がいる
4位、高頻度治療の経験
5位、研修期間が1年
が上位にランクイン!
その他、「症例内容が専門に特化」「入院患者、全身管理、訪問歯科診療に関する研修が充実」「地域医療や訪問診療を経験できる」など、
自信の興味のある分野の研修が充実していることをあげる回答も寄せられました。
ちょっと気になったのが、
研修先を選ぶ際に「経験できる患者数が多い」ことを挙げる人が多い割に、
各施設の目標症例数(研修プログラムを修了するために研修歯科医が経験する症例数)の参考状況が
「参考にした」と回答した人が3割ほどと、低めだったこと。
研修施設の目標症例数はどこで知ることができるか、
ここでおさらいしておきましょう。
目標症例数は
D-REIS 歯科医師臨床研修プログラム検索サイト内の
臨床研修プログラム閲覧ページで、
各施設ごとに記載されています。
「臨床研修の目標の概要」の欄にありますよ!
例えば、
東京医科歯科大学歯学部附属病院臨床研修プログラム2では、
症例数は、外来診療:140例、訪問診療:1例
千葉大学医学部附属病院(単独型歯科医師臨床研修プログラム)では、
症例数は、外来診療:240例、訪問診療:5例
新潟県の医療法人徳真会新津診療所臨床研修プログラムでは
症例数は、外来診療:300例、訪問診療:20例
福岡県のケイズ歯科・矯正歯科クリニック 単独型プログラム
症例数は、外来診療:282例、訪問診療:10例
と各施設、目標症例数はそれぞれ。
研修先を選ぶ際は、ぜひこの部分もチェックしてみてくださいね。
令和元年度 歯科医医師臨床研修修了者のアンケートはコチラから!
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000176277.pdf