
「国試に受かっても、研修先が決まっていない!?」
という困った事態を取り上げたいと思います。
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今回は、
1.歯科医師になるために超えるべき山は、「国家試験」そして「臨床研修」
2.押さえるべき「3つのスケジュール」とは?
3.既卒生は研修先選びを特に慎重に!
4.3月になっても研修先が決まっていない方へ
についてお話しします。
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先ほど、既卒生の国家試験の合格率は、
4割を切っている、と書きました。
(令和3年施行 第114回国家試験では36.9%!)
「国家試験に受からないかも」という不安のあらわれか、
試験対策に時間を割き、
10月のマッチング結果発表時点でアンマッチとなっても、
そのまま研修先を見つけられず、
3月を迎えてしまうという既卒生
が、毎年出ています。
自身の目指す歯科医師像にマッチした研修先を選ぶのがベストですが、
今回はアンマッチを避けるコツをご紹介しますね。

まずは、「母校が既卒生の臨床研修も受け入れてくれるか」をチェック!
「次年度は研修の受け入れがあるのか」
「新卒のみ、など条件は付いていないか」
そして「既卒生の研修の受け入れ実績はあるのか、何人くらいか」
しっかり問い合わせて質問し、回答を得ることが大切です。
そこで感触を掴んでください。

母校の受け入れがない場合や可能性が薄い場合は
他大学や病院、診療所をチェック。
ただし、大学によっては他大学出身の既卒生は対象外としていることもあるので、他大学へも上記の問い合わせを行って、
しっかり情報収集と実績の確認を!
また、歯科大学以外の研修施設では、縁故採用を優先するケースもあるようです。
縁故採用を行わず、受験者全員にオープンな試験を実施する施設の方が、
選考上、不利に扱われる恐れが少ないです。
そのような施設を問い合わせ、見学、口コミ情報で見極めましょう。
マッチング協議会のウェブサイト内の資料、
「歯科医師臨床研修マッチングの結果」などからも、
毎年の人気や応募の傾向が読み取れます。
こちらもチェックしてみましょう。
次は「4.3月になっても研修先が決まっていない方へ 」です
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