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東小金井歯科 岩田院長インタビュー 3/3

こんにちは! JDC naviブログ担当のマイ子です。 今週も、歯学部学生の皆さん、 臨床研修医の皆さんに役立つ情報をお届けいたします! 今回も前回に引き続き、 医療法人社団健歯会 東小金井歯科院長 岩田健男歯科医師のインタビュー記事③を お送りいたします。 後進の育成にも力を注ぐ岩田歯科医師に、 若い皆様へ向けてのメッセージと、 成功の秘訣を伝授していただきました。 ぜひ、最後までお読みください。

「歯科ほど良い仕事はない」  ―東京で一番ひなびた駅に開業して36年編

をお送りします。 ******** 1980年から卒後教育機関「国際デンタルアカデミー」の副所長として 保母須弥也氏のもとで研修を担当していた岩田歯科医師。 1983年頃でしたか、ある夜の懇親会で 受講生の切実な悩みを聞くことがありました。 受講生の先生達いわく、 研修内容が高級すぎて、渋谷では実践できても、 地方では役に立たないのですよ』と、本音を聞かされました。



岩田歯科医師(以下(岩)):ある意味世間知らずだった

自分に気付いたのと同時に、 研修内容の再吟味が必要と感じました。 そこで一念発起して、

私が実施している研修は田舎では

本当に役に立たないのかを検証しようと考えました。

東京で一番ひなびた駅を探してもらい、

そこで診療所を開設して試そうと決意しました。


「東京で一番ひなびた駅」それが、東小金井駅でした。 (もちろん今は皆さんご存じの通り、都心へのアクセスも良く、 アットホームな商店街もある住みやすい人気の街です!!) (岩):駅前といっても、当時、周りは全部キャベツ畑で、

商業施設はほとんど何もない、農家と住宅の地域でした。 1984年に開業、つまり検証実験を開始し、現在に至っています。 そして判明したことは、 これまでに長年かけて勉強してきたことを忘れず、 これまでに修得した質の高い歯科治療を実践し続けること、 そして卒後研修への参加を継続すること、 そうすれば成功とお金はおのずとついてくる

ということでした。


最後に、学生や臨床研修医の皆さんへメッセージをいただきました。

(岩):前にも述べましたが、若いうちに卒後研修に投資して、 世界で通用する講師から出来るだけ多くのことを学ぶべきです。 そして、学んだ事を本業で実践する。 若い歯科医師がすべき良い投資は、 卒後研修、歯科診療所の設備の充実、および家族への投資です。 忘れてはならないのが良くない投資で、 本業以外(例えば不動産、株、博打など)、高すぎる車、 華美な装飾品など経費にならない、

見栄のための投資が挙げられます。 歯科治療は小外科の連続です。外科は技術がないと駄目。 プロになるために技術を磨いてください。 良い経験を積み重ねるべく、高等教育を受けましょう。 さらにもう一つ、 歯科ほど良い仕事はない」と説く岩田歯科医師に 成功のための3大秘訣」を教えていただきました。 (岩):歯科医院の成功の秘訣は、 患者様との信頼関係の確立、つまり信用の確立です。 それを実現するため方策は… 秘訣1 リコール・システムの確立:治療に責任をもつこと。 さらに、長年に亘って、患者さんのストックをつくることに 意義があります。これは、生き残り作戦の布石です。 秘訣2 歯科治療は小外科の連続。

技術は磨かないと駄目 卒後研修と診療設備への投資の差が、 医院と治療内容の実力の差として現れる 秘訣3 初診、診査、治療計画の段階の大切さ 「目から鱗の診断力を身につける」ことで、 他院との差別化を図る。 ぜひとも心のノートに書き留めてください。 ******

東小金井歯科の待合室の奥の壁一面には、患者や教え子たちから届いた手紙やクリスマスカード、写真が溢れんばかりに掲示してあります。(しかも、毎年、その前年にもらったものと張り替えているとのこと) 英語で書かれたカードも多いのは、大学などがひしめく立地上、留学生や教職員など外国人患者も多いため。 地域の外国人ネットワークで「英語が通じる敏腕歯科医師」としても有名だそうです! お届けしたいことが多すぎて、長くなってしまいましたが、このあたりで。 成功の秘訣にあがっていることはまさに、 私たち患者サイドが歯科医院に「こうであってほしい」と 求めているものばかりで、 これらを実践してくれる歯科医院が ひとつでも増えると本当に嬉しいです。 岩田先生、お忙しい中インタビューを受けていただきまして、 ありがとうございました。


①最先端の歯科医療を学ぶ―「1978年、いざアメリカへ」


②「卒業後5年が勝負!」―卒後研修施設「DHA」を創ったワケ



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