はやわかり!3分でわかる歯科医師臨床研修制度
006 専門性を磨く進路~矯正歯科編
矯正歯科の認定医になるためには
前回紹介した口腔外科と同様に
臨床研修で学び、国家試験に合格し、
矯正歯科学会が認めた大学病院や矯正医療機関で
5年以上の臨床経験を積む必要があります。
そしてその後、日本矯正歯科学会の診査を受け、
合格することで矯正歯科認定医の資格を得ることができます。
さらにその後、専門医・指導医という
上位の資格が続いているところも、
口腔外科とよく似ていますね。
前回のブログはこちらから読めますので比較してみてください。
求められている歯科医師像とは?
矯正歯科では矯正歯科治療として
診療技術を学ぶことはもちろん大切ですが、
歯並びやかみ合わせを改善したいと考えている
患者さんへ治療方法を説明するコミュニケーション能力も
必要になります。
そのため、臨床研修だけでなく
治療計画の作成やプレゼン方法、ビジネスマナーといった
ヒューマンスキルに力を入れている
研修施設を希望する人が多いようです。
また、矯正歯科は小児の治療という印象が強いですが、
近頃は大人を対象にした矯正歯科も増えています。
増えているからこそ
「大人の矯正治療を学びたかったのに、小児治療だけだった」
ということにならないよう、
JDCnaviの施設概要を読み込んだり、実際に見学に行くなど、
自分の目できちんと施設を確認して、選んで下さいね。