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【インタビュー】産休制度を整えた、ベル歯科医院・鈴木院長



以前「育児休暇から復帰した女性歯科医師へのインタビュ」で紹介した冨山先生が勤務している神奈川県海老名市にあるベル歯科医院。


そこで今回は現在(2018.08.17)の女性歯科医師の実態や、経営者としての鈴木先生のお考えを聞いてきました!

※青い文字が鈴木先生のコメントです





これまでの歯科医師は、「開業医になるのが前提」。


つまり、自身が独立して一国一城の主として歯科医師を続けていくことが当たり前でした。


出産、そして育児などで、

キャリアが中断しがちな女性歯科医師が開業することは稀で、

また、勤務医として働いていても、

出産を機に退職するケースが多かったそうです。


しかし、歯科学部の学生の6割が女子学生というこの時代。

結婚や出産を理由に辞めずに済む環境を、家庭と両立し歯科医師として働き続けることができる環境が必要だと思いました


女性歯科医師を迎えるにあたり、産休・育休制度を整備。

取得第一号となった冨山歯科医師は、

産休・育休明けの現在、9時半から16時45分までの時短勤務で、

家庭と仕事を両立しています。


冨山先生のインタビューはこちら






産休・育休を取得するにあたり、念頭においてほしいことは3つあります。


1つ目は『診療の技術を持つ』。

2つ目は『患者様の心をつかむ』。

「あの先生じゃなければイヤ」と言われる歯科医師になっていてほしいですね

3つ目は『引き継げるスタッフがいること』が大切です。


産休・育休中に、代わって診察できる歯科医師がいる環境でないと、

やはり円満な休暇の取得は難しいとのこと。


出産や育児、そして今後は介護休暇など働く人たちへのサポート体制を整えることが、今後の歯科界の課題でもありますね。大切な人材を失わないよう努力する医院をぜひ見極めてください。そして、皆さんの働き続けたい、キャリアを積みたいという姿勢が、サポート体制を迅速に整える追い風になると思います


*************


開業医の産休・育休制度などの整備は、

まだまだ遅れているのが現状のようです。

研修先→就職先を選ぶ際は、


制度が整っているかどうか、実績があるかどうかも、

特に女子学生・女性歯科医師にとっては、

確認すべきポイントかと思います。



また、「制度があるから活用する」だけでなく、

「キャリアを積むために賢く制度を利用する」スタンスが大切だと思います。


私(ライター)自身、一般の会社で働いていた際に産休・育休を取得しましたが、

数年働き、ひと通り仕事を覚えた後に産休に入ったため、

復帰後も、残業できないなりに仕事の段取りをつけることができ、

また、出産前よりあらゆる業務をスピードアップできました。

仕事の実績を積んでからの方が、周囲の理解や協力も得やすいと思います。


東京医科大が医学部医学科の一般入試で、

女子と3浪以上の男子受験者の合格者数を抑制していたという衝撃のニュースがありましたが、

これを機に、より医療の現場が、働きやすく改善されることを願います。





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